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パーキンソン病の医学的データでは見落されやすいサイン

みなさん、こんにちは!

ナッセケアベイス宝塚

理学療法士の城内洋人です。

本日は、

パーキンソン病の医学的データでは見落とされやすいサイン 

についてお話させて頂きます。

ぜひ、最後までお付き合いください!

パーキンソン病のリハビリや経過観察では、歩行速度や歩数、活動量など、データで状態を把握する場面が増えています。

最近ではウェアラブル機器やアプリを使って、日常の動きを数値化することも珍しくありません。

一方で、現場では

「数値はそこまで悪くないと言われたけれど、動きにくさは増えている」

「検査では問題ないのに、生活では困ることが増えてきた」

という声も多く聞かれます。

このズレこそが、パーキンソン病の難しさであり、同時に見逃したくない重要なポイントでもあります。

パーキンソン病のリハビリや経過観察では、歩行速度や歩数、活動量など、データで状態を把握する場面が増えています。

最近ではウェアラブル機器やアプリを使って、日常の動きを数値化することも珍しくありません。

一方で、現場では

「数値はそこまで悪くないと言われたけれど、動きにくさは増えている」

「検査では問題ないのに、生活では困ることが増えてきた」

という声も多く聞かれます。

このズレこそが、パーキンソン病の難しさであり、同時に見逃したくない重要なポイントです。

数値化しやすい変化と、しにくい変化

パーキンソン病では、次のような項目は比較的データとして捉えやすい傾向があります。

歩行速度

歩幅

立ち上がりにかかる時間

日中の活動量

これらは病状の把握や転倒リスクの推定に役立つ指標であり、研究でも有用性が示されています。

一方で、生活の中で実感されやすい変化の中には、数値だけでは拾いきれないものが多く存在します。

データでは見落とされやすい代表的なサイン

パーキンソン病の方やご家族から、よく聞かれるのが次のような変化です。

動き出すまでに時間がかかるようになった

歩き始めや方向転換で一瞬止まることが増えた

夕方になると急に動きにくくなる

疲れていないはずなのに、動作が雑になる

外では特に慎重になり、動きが小さくなる

これらは、歩行速度や歩数だけを見ていると見逃されやすいサインです。

なぜこれらの変化は数値に表れにくいのか

理由の一つは、パーキンソン病が「動きの質」に影響する病気だからです。

同じ距離を歩けていても、

動き出しに時間がかかっている

必要以上に力を使っている

バランスを取るために無意識に緊張している

といった変化は、単純な数値には反映されにくい傾向があります。

また、本人が「転ばないように」「失敗しないように」と無意識に動きを抑えている場合、活動量自体は維持されていても、動作の余裕は失われていきます。

実際に動けてはいても、感覚的には違和感がある、環境によって左右されるなど、動きの質が下がってしまうと、

歩きにくい、動きにくい、という状態を感じやすくなってしまいます。

見落とされやすいサインが生活に与える影響

こうした変化を放置すると、少しずつ生活に影響が出てきます。

外出が億劫になる

人混みや狭い場所を避けるようになる

家の中でも動線が限られてくる

「できない自分」を意識しやすくなる

研究でも、パーキンソン病では身体機能そのものだけでなく、「動くことへの不安」や「自己効力感の低下」が活動量の低下に関与することが示されています。

早い段階で気づくことの意味

データでは捉えにくいサインに早く気づけると、次のような視点でリハビリを組み立てることができます。

姿勢や重心の使い方を整える

動き出しや切り返しのタイミングを整理する

無意識に入っている過剰な力みを減らす

生活場面を想定した動作練習を行う

姿勢が大きく崩れてから、あるいは動きの癖が強く固定されてから修正しようとすると、どうしても時間がかかります。

動きにくさが「違和感」の段階で取り組めることは、長い目で見て大きな意味を持ちます。

リハビリの役割は数値を上げることだけではない

リハビリの目的は、数値を良く見せることだけではありません。

日常動作を楽に行えるようにする

動くことへの不安を減らす

疲れにくい身体の使い方を身につける

その人らしい生活を続けるための準備をする

これらは、データだけを見ていても判断できない部分です。

実際、運動療法がパーキンソン病の動作効率や生活の質に良い影響を与えることは、多くの研究で示されていますが、その効果を最大限に活かすには個別性が欠かせません。

個別性とはつまり、その人が感じる違和感や不安感に対して、それぞれ適切な課題を抽出してアプローチするということです。

まとめ

パーキンソン病では数値に出にくい変化が多い

動きの質や不安感はデータだけでは判断しにくい

違和感の段階で気づくことが重要

早めの視点整理が生活のしやすさにつながる

リハビリは数値だけでなく生活を見据えて考える

もし、

「検査では今のところ問題ない、と言われたけれど不安がある」

「最近、動きが変わってきた気がする」

と感じている場合は、一度整理してみることも一つの選択です。

いかがでしたか?

これからもナッセケアベイス宝塚は、

パーキンソン病の方々の

「この先も自分らしく生きていきたい!」

を叶えるために最善と全力を尽くして参ります。

引き続き、よろしくお願いいたします!

~ナッセケアベイス宝塚~

2023年4月に新規オープンした「パーキンソン病・がん等の難病対応」が可能な住宅型有料老人ホームです。

24時間看護師・介護士常駐、理学療法士・言語聴覚士配置、ターミナル・リハビリ対応を強みとしています。

各疾患に強い内科・神経内科・耳鼻咽喉科・歯科提携医や薬局との連携により、「最期まで自分らしく生きる」をテーマに過ごせる環境とそのために必要な支援を行います。

「この先もあなたらしく人生を生きてほしい!」

そんな毎日をナッセケアベイスと共に…

お問い合わせお待ちしております。

ナッセケアベイス宝塚

マネジャー/理学療法士 

城内 洋人

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