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リハビリで結果を出すために知っておきたい「運動学習」と「神経回復」の関係
みなさん、こんにちは!
ナッセケアベイス宝塚
理学療法士の城内洋人です。
本日は、
リハビリで結果を出すために知っておきたい「運動学習」と「神経回復」の関係
についてお話させて頂きます。
ぜひ、最後までお付き合いください!
はじめに
脳卒中や神経疾患による片麻痺や運動障害を改善するためには、効果的なリハビリが欠かせません。
しかし、「リハビリを続けているのに思うように回復しない」「どうすればもっと動けるようになるのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで鍵となるのが 「運動学習」と「神経回復」 という概念です。
これらを理解し、適切なリハビリ方法を実践することで、効率的に運動機能を向上させることが可能になります。
本記事では、ナッセケアベイスが実践するリハビリのアプローチを交えながら、運動学習と神経回復の関係について解説します。
運動学習とは?
運動学習とは、 「新しい動作を習得し、それを定着させるプロセス」 のことを指します。
日常生活で無意識に行っている動作(歩く、箸を使う、服を着るなど)も、もともとは学習によって獲得されたものです。
運動学習のプロセス
運動学習は、以下の段階を経て進んでいきます。
認知段階(Cognitive Stage):
新しい動作を学ぶ段階
どの筋肉を使うのか、どのように動かせばよいのかを考えながら試行錯誤する
連携段階(Associative Stage):
繰り返しの練習を通じて、動作の精度が向上
エラーを減らし、スムーズに動作できるようになる
自動化段階(Autonomous Stage):
動作が無意識レベルで実行可能になる
余分な力を使わず、効率的に動作できる
片麻痺の方が新しい運動を学習する際も、このプロセスを意識することが重要です。
神経回復とは?
神経回復とは、 「損傷した神経系が適応し、新たな運動制御の仕組みを構築するプロセス」 です。
脳卒中などで神経が損傷した場合、その影響を最小限にするために、脳や神経が可塑的に変化しながら新しい経路を作り出します。
神経可塑性(Neuroplasticity)の役割
神経可塑性とは、 「神経細胞が新しい結びつきを形成し、機能を再編成する能力」 のことです。
シナプス可塑性:
使われる神経回路が強化される(「使わないと衰える、使えば強化される」)
繰り返しの練習により、新しい動作が脳内で固定化
代償機構の発動:
損傷を受けた部分の機能を、他の部位が補う
例えば、右脳が損傷を受けた場合、左脳の一部がその機能を補おうとする
したがって、適切なリハビリを行えば、 脳や神経の働きを再構築し、回復を促すことが可能 なのです。
運動学習と神経回復を活かすリハビリのポイント
効果的なリハビリを行うためには、「運動学習」と「神経回復」の両方を意識することが重要です。
ここでは、ナッセケアベイスで実践しているアプローチを交えながら、リハビリのポイントを紹介します。
1. 意識的な反復練習(神経回復を促す)
運動学習の初期段階では、意識的に動作を繰り返すことが大切です。
「なぜこの動作が必要なのか」を理解しながら実践する
鏡を使ったトレーニングや、セラピストの指示のもとでの動作練習を取り入れる
例: 片麻痺の方が手を動かす場合、最初は鏡を見ながらゆっくりと動かし、動作を意識的にコントロールする。
2. 課題指向型トレーニング(運動学習を加速)
日常生活の動作を練習する「課題指向型リハビリ」が、運動学習に効果的です。
実際に使う道具(箸、コップ、ボタンなど)を活用して練習
「立つ」「歩く」「物をつかむ」といった具体的な動作を繰り返す
例: ボタンを留める練習では、最初は大きなボタンを使い、徐々に小さいボタンに挑戦する。
3. 変化をつけた環境での練習(神経回復を促進)
単調なトレーニングではなく、 異なる環境や条件で練習する ことが神経可塑性を高めるカギとなります。
床の素材を変える(カーペット・フローリング・芝生など)
異なる高さの椅子から立ち上がる練習をする
例: 歩行練習をするときに、平らな道だけでなく坂道や階段でも練習することで、神経の適応能力を高める。
4. フィードバックを活用する(効果的な学習)
フィードバックを活用すると、脳がより効率的に動作を修正し、学習を促進できます。
視覚的フィードバック:鏡や動画を見て、自分の動作を確認する
触覚フィードバック:セラピストの手で正しい動きをガイドする
聴覚フィードバック:「よくできた」「もう少し膝を曲げて」などの声かけ
例: 片足立ちの練習では、動画を撮影してどの程度バランスが取れているかを確認しながら調整する。
まとめ
リハビリで結果を出すためには、 「運動学習」と「神経回復」の両方を理解し、適切な方法でトレーニングを行うことが重要 です。
運動学習:新しい動作を習得し、定着させるプロセス
神経回復:神経の可塑性を活かし、損傷後の機能を再編成するプロセス
いかがでしたか?
これからもナッセケアベイス宝塚は、
パーキンソン病の方々の
「この先も自分らしく生きていきたい!」
を叶えるために最善と全力を尽くして参ります。
引き続き、よろしくお願いいたします!
~ナッセケアベイス宝塚~
2023年4月に新規オープンした「パーキンソン病・がん等の難病対応」が可能な住宅型有料老人ホームです。
24時間看護師・介護士常駐、理学療法士・言語聴覚士配置、ターミナル・リハビリ対応を強みとしています。
各疾患に強い内科・神経内科・耳鼻咽喉科・歯科提携医や薬局との連携により、「最期まで自分らしく生きる」をテーマに過ごせる環境とそのために必要な支援を行います。
「この先もあなたらしく人生を生きてほしい!」
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