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家では動けるのに外だと固まる ~パーキンソン病によくある相談と考え方~
みなさん、こんにちは!
ナッセケアベイス宝塚
理学療法士の城内洋人です。
本日は、
家では動けるのに外だと固まる ~パーキンソン病によくある相談と考え方~
についてお話させて頂きます。
ぜひ、最後までお付き合いください!
パーキンソン病の方やご家族から、よく聞かれる相談があります。
「家の中では普通に歩けるのに、外に出た瞬間に足が出なくなる」
「玄関や横断歩道で急に固まってしまう」
このような状態は、決して珍しいものではありません。
そして多くの場合、「外に出る練習が足りない」「気持ちの問題」と片付けられてしまいがちです。
ですが、実際にはパーキンソン病の特性と、環境の変化が大きく関係しています。
なぜ外に出ると固まりやすくなるのか
パーキンソン病では、動作を自動的に切り替える力が低下しやすくなります。
家の中は、動線・距離・視覚情報がほぼ決まっており、体が慣れています。
一方、屋外では次のような要素が一気に増えます。
・人や車の動きが多い
・段差や信号などの判断が必要
・周囲の視線が気になる
・音や光の刺激が増える
これらが同時に重なることで、脳が動作の切り替えに追いつかなくなり、いわゆる「すくみ足」が出やすくなります。
つまり、外で動けなくなるのは「能力が落ちたから」ではなく、処理すべき情報が増えた結果と考える方が自然です。
「外が苦手」になる前に見ておきたいサイン
次のような変化が出てきた場合は、注意が必要です。
・外出の回数が減ってきた
・家の中では問題ないが、玄関付近で動きが止まる
・横断歩道や人混みを避けるようになった
・外では歩幅が極端に小さくなる
これらは、症状の進行というよりも「環境への対応が難しくなってきている」サインであることが多いです。
外に慣れるために大切な考え方
外での動きを良くしようとすると、「外をたくさん歩けばいい」と考えがちです。
しかし、いきなり長距離や人の多い場所に挑戦すると、かえって不安が強くなります。
大切なのは段階です。
・玄関の出入りを丁寧に確認する
・家の前を数歩歩いて戻る
・人の少ない時間帯を選ぶ
・歩くこと以外の動作(立ち止まる、方向転換)も含めて練習する
こうした小さな成功体験を積み重ねることで、外への苦手意識は徐々に下がっていきます。
専門的なアプローチが役立つ場面とは
次のような場合は、専門的な視点が入ることで状況が整理しやすくなります。
・家と外で動きの差が大きくなってきた
・「できる日」と「できない日」の波が強い
・転倒への不安が強く、外出を避け始めている
例えば、
視線の使い方やリズムの取り方を工夫することで、すくみ足が軽減するケースもあります。
また、外の環境を想定した動作練習を室内で行うことで、実際の外出が楽になることも少なくありません。
無理に頑張らせないことも大切
外で動けなくなると、周囲はつい「頑張って」「気合で」と声をかけてしまいがちです。
しかし、本人にとっては「できない理由がある」状態です。
責めるのではなく、
「どうしたら安心して動けるか」を一緒に考えることが、結果的に行動量を保つことにつながります。
この記事をここまで読まれた方の中には、
「うちも当てはまるかもしれない」
「この先どう関わればいいのか悩んでいる」
そんな思いを感じている方もおられるかもしれません。
いかがでしたか?
これからもナッセケアベイス宝塚は、
パーキンソン病の方々の
「この先も自分らしく生きていきたい!」
を叶えるために最善と全力を尽くして参ります。
引き続き、よろしくお願いいたします!
~ナッセケアベイス宝塚~
2023年4月に新規オープンした「パーキンソン病・がん等の難病対応」が可能な住宅型有料老人ホームです。
24時間看護師・介護士常駐、理学療法士・言語聴覚士配置、ターミナル・リハビリ対応を強みとしています。
各疾患に強い内科・神経内科・耳鼻咽喉科・歯科提携医や薬局との連携により、「最期まで自分らしく生きる」をテーマに過ごせる環境とそのために必要な支援を行います。
「この先もあなたらしく人生を生きてほしい!」
そんな毎日をナッセケアベイスと共に…
お問い合わせお待ちしております。
㈱ナッセ
ウェルネスケア事業部/マネジャー
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