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パーキンソン病のリハビリテーション効果
パーキンソン病に対するリハビリテーション
理学療法士 リーダー 才 (さい) 言語聴覚士 藤 本
パーキンソン病に対するリハビリテーションは、発症後を基点として初期・中期・後期ごとの目標を定めて実施することが推奨されています。初期の目標は、不活動の予防や転倒に対する恐怖感への対処、身体機能の改善、中期は初期の目標に加えてバランスや歩行機能等の維持・改善、後期は加えて生命機能維持を目的とし、褥瘡や関節拘縮の予防が挙げられています。
リハビリテーションでは『運動療法』を実施し、初期〜後期にかけての目標を達成するように進めていきます。
運動療法
運動療法の具体的な内容としては、頭部・体幹の捻転運動、関節可動域を拡大させる運動(ストレッチ等)、姿勢を保持する機能を改善させる運動、呼吸機能を改善させる運動、反復運動を促進する自転車訓練、音やリズムに合わせた歩行練習等があります。パーキンソン病治療ガイドラインにも、運動療法を行うことで、身体機能・健康に関連する生活の質・筋力・バランス・歩行速度の改善に有効であることが示されています。
私がみなさまのリハビリテーションを担当します
はじめまして。この度、ナッセケアベイス宝塚のリハビリテーション部門のリーダーとなりました、理学療法士の才(さい)と申します。
当施設では、パーキンソン病を主とする神経難病の方やターミナルケアを必要とされる方に対応しており、リハビリテーションでは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を配置し、ご入居者様の必要に応じたオーダーメイドのリハビリテーションをご提供させていただきます。
加えて、パーキンソン病等の神経難病の方に効果があるとされている、専門職が考案した【集団体操】を実施する等、身体機能の維持・向上に努めてまいります。
また、身体機能だけでなく、ご入居者様・ご家族様のお話をお伺いしながら、専門医・看護師・介護士等の他職種と連携し、その人が望む生き方である『最期まで自分らしく生きる』をコンセプトに医療・リハビリテーションの視点から精神的な支援も行い、心身ともに充実できるサービスをご提供させていただきます。
~ナッセケアベイス宝塚~
2023年4月に新規オープンする「パーキンソン病・がん等の難病対応」が可能な住宅型有料老人ホームです。
24時間看護師・介護士常駐、理学療法士・言語聴覚士配置、ターミナル・リハビリ対応を強みとしています。
各疾患に強い内科・神経内科・耳鼻咽喉科・歯科提携医や薬局との連携により、テーマである
「最期まで自分らしく」過ごせる環境とそのために必要な支援を行います。